沼の変遷、薪ストの始まり。

WILD-1ってのはさ…
もっと静まり返ってないと駄目なんだよ…。

割と定員が暇そうにしてて、入れ替わらないキャンプ道具を惰性で見てるような場所じゃないとさ…。

なんだこのキャンプブーム!?

平日行っても普通に寝袋吟味してる奴が居るし、いつだって新商品のポップが出てる。

いつからこんな感じになったんだろうか?

というか、自分もキャンプにいつからハマったよ?

自分は自転車で旅してる最中の野垂れキャンプ(銀マットと寝袋だけでスーパーの裏に寝るキャンプとは言えない奴)は10年前からしていて、完全1人用のよくわからない軍用テントも持っていた。(蛹みたいな奴。)

単純に所得の問題でアウトドアギアに手を出すというか、持っているものでなんとかするというあり方だった。

本格的な娯楽としてのキャンプに目を向け始めたは90ccのバイクから250ccに乗り換えた2015年からだった。
そしてアウトドアショップや閑散としたWild-1に脚を運ぶようになったのも。


最初に買った道具はIWATANIのジュニアコンパクトバーナー

どこでも手に入るCB缶で何時だってお湯をわかせるって一品である。
風よけもしっかり機能して寒すぎて缶が冷えない限り問題なく使えた。

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そして、テントを買った。
モンベルのクロノスドームⅡというベーシックなテントだ。

お世辞にも軽量とかコンパクトとは言えない。
しかし、簡単に設営ができる丈夫なテントだった。

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そして2016年
昨年揃えていった装備が着々と使われていくようになる。
家の近所の河原で焚き火台を使って肉を焼き、椅子もグレードアップした。

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2017年
ちょくちょくGWとかでキャンプに行ってたが、何故か職場でキャンプブームが起きる。
旅前提で考えるソロキャンパーである自分と、ファミリーキャンパーである先日の西湖キャンプでの同僚、
その後スーパーカブを買って白川郷まで旅をした、登山の為のキャンプをするUL思考の同僚。
あとは、この熱気に当てられてキャンプを始め、リトルカブを買い、免許取り立てで京都まで行って真っ黒に焼けて帰ってきたバイタリティ馬鹿の同僚の4名によるキャンプブームである。

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最初は夏休み中の職場交流キャンプだったのだが、いつの間にか月1〜月2での定例キャンプとなっていた。
この習慣は翌年、白川郷を目指した旅まで続く。

この頃の自分の装備はモンベルのスリーシーズンテントのバロウバッグ#3と2.5cm程度のインフレーター、Helinoxのチェアエリート(当時は小川キャンパルが代理店だった。)

そして、ゆるキャンブームが来るより先に使っていたのが笑’sのB6君。
当時はバイクキャンパー必携焚き火台と言われてたのだ。

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そして先に述べたクロノスドームとさっきのバーナー。
食器は紙コップと紙皿で使い終わったら捨てる。
装備といえばこんなものだった。(今考えると一番シンプルだった気がする。)

そして此処からいろんな沼にハマっていくことになる。
…沼というか工夫で寒さと戦っていた。

ダウンみたいに高いやつは手に入らないから今あるものをなんとか活かそうとしてた。
内側に更に1枚重ねてみたり、外側にアルミ蒸着フィルムを巻いてみたり。

どんどん寝袋は窮屈になり寝苦しくなる。
そして底冷えも激しくなり、重ねるマットの枚数が増えてくる。

同時に焚き火台も考えていた。
ユニフレームのネイチャーストーブはどんどん燃えて行くから大変温かい。
しかし、薪の消費が激しく冬場の調整が難しい。

バイクで積載するにあたって変に変形しないものという事でスノーピークの焚き火台Mも手を出した。
(ちょうど庭のある家への引っ越しが決まっていて常設したいという思いもあり。)

そして、その小型版の焚き火台Sも手に入れてた。

しかしヘリノックスに座って焚き火を囲んでても寒い。
同僚とのキャンプの中で生まれた『けつ冷まシート』という言葉もある。

そして四尾連湖でキャンプをした日にある人を見かけた。
ティピーテントの中で火が燃えている。

…あれは?

ここで禁断のギアを知り、それに手を出した。

はじめてのまきちゃん

https://www.dod.camp/product/ms1_486/

そう、薪ストーブである。

そして、その薪ストーブを入れるためのテントを買った。

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ポーランド軍のポンチョテントである!

効果は覿面だった。
幕自体が熱を反射するため背中も温かい。
そして、何よりかっこいい…!

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寒さを工夫で耐えるという矜持と引き換えに、

手に入れたのは薪ストーブという個性(オリジナル)…!

最初に『入れ替わらないキャンプ道具を惰性で見てるような場所』って言ってて思ったんだけど、

“2りんかん”ってそんな感じよね。

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